LPライティングは「集客」に関わる重要な課題です。
今回は、LPライティングにおける一番の課題である
「LPライティングは誰の意見を信じるか?」についてです。
これはランディングページを制作する際に関わる方の意見について
誰の意見を信じるか? 優先順位をつけるとしたら? について
LP制作に関わる各自サービスの専門家の特性なども含め、
弊社の経験も踏まえ考えてみました。
*ランディングページ制作(今回はライティング)に関わる専門家について
・クライアントご自身(サービスの専門家)
・制作会社(制作の専門家)
・集客会社(集客の専門家)
この三方は“商品/サービスを理解している”という前提でお話します。
LPライティングには「文章作成」(読みやすさ・内容の整合性)の2点についてと
「集客」(LPに訪問したユーザーがアクションを起こすか)が含まれますので、
この3点を基に考えてみたいと思います。
“ランディングページで反響を出す”という事で考えると
「読みやすい文章」「整合性」と「集客」の優先順位は、
「読みやすい文章」<「集客」<「整合性」になります。
極端な話、全然読めない文章でも集客が止まらないほどのLPであれば
全く問題ない、ということですので。
クライアントご自身
具体的、且つ整合性の取れたライティングをするのに長けているのは
クライアントご自身でしょう。
しかしその専門性の高さがアダとなり、LPライティングにおいては逆効果と
なってしまうことがあります。
*クライアントスキルのデメリットとなる傾向
・全てを説明しようとして、文章がくどく・長くなってしまう
・会社の特徴/強みを強調しすぎて嫌味になってしまう
・ブランディングが出来てないのに社長が出過ぎてしまう
LP制作をご依頼いただくのは、クライアントからですので
クライアントの意向を最優先で対応していきたいのですが
実はこのような弊害があるため(しかもお伝えにくいことなので)
全ての意向を汲むことが難しい場合があります。
(弊社の場合は、柔らかくクライアントにお伝えするようにしています)
制作会社
見やすく読みやすいライティングに長けているのは制作会社でしょう。
しかしライティングなどは対応していなく、クライアントが執筆したものをそのまま
ベタ張りされる制作会社もまだ多いので、事前に確認するべきでしょう。
より頼りになるのはクライアントの商品/サービスを把握し、
マーケティング目線でライティングまで対応してくれる制作会社です。
*制作会社スキルのデメリットとなる傾向
・デザイン最優先で制作/執筆してしまう
・マーケティングに関する意見が出てこない
“制作”が一番得意なので制作会社と呼ばれているわけで、
商品/サービスを“売るための作業”に関してはクライアントや
集客会社の方に部があると言えます。
集客会社
閲覧ユーザーにアクションを起こさせるのに最適なライティングをするのは
集客会社でしょう。
しかしそのライティングノウハウを持ってはいるが、クライアント側が
意見を押し通そうとする場合その能力を発揮しない(または出来ない)場合もあり、
集客会社のライティングを鵜呑みにするのではなく
制作準備段階で、ある程度の話し合いを持ち「それぞれの意見を出し合いながら進めるため」
の下地を作っておいたほうが良いでしょう。
*集客会社スキルのデメリットとなる傾向
・ユーザーにアクションして欲しいがためにライティングが誇大表現になる
(本来の商品/サービスの主旨からかけ離れてしまう)
・1回1回クライアントに訂正される場合、クライアントに意見しなくなる
稀に出てくる「第三者」の存在
LPがいよいよ完成に近づいたり、クライアントが疲弊した時に
意見してくる厄介な存在が稀に現れます。
それが得体の知れない「第三者」です。
この方のおかげでクライアントは「認知的不協和」を起こす場合があります。
(※納得して購入した商品/サービスに対して、後で不安になること)
唯一「第三者」のありがたい所は、“完璧な外部の人間の意見が得られる”、という事です。
「第三者」の言うことを信じるか・信じないかはクライアントに託されているため、
こちらからのコントロールは不可能です。
*「第三者」スキルのデメリットとなる傾向
・全く根拠のない発言をクライアントに伝える
・商品/サービスの専門性、LP制作の専門性、集客の専門性のうち
何一つ持っていないのに感覚のみで意見してくる(プラスの意味で)
この「第三者」の言うことを取り入れている場合、クライアント側の
担当者(社長)が疲れているケースが多いです。
そんな時は、社長などに労いの言葉をかけてあげましょう。
クライアントご自身、制作会社、集客会社のうち誰が“まとめ役”をやるかは
まとめるのが上手い方がすれば良いと思います。
今回は以上になります。
誰の意見を優先させるかはクライアント次第ということになりますが、
上記を知っていると登場人物を調整し、最もよい結果を出すために動くことが
出来るでしょう。