ランディングページの構成は反響率アップの要です
今回は、前回の
「集客用LPのキャッチコピー:3つの作成ポイント」
の続きです。
内容はランディングページ(以下、LP)のキモである
「ユーザーを行動させるLPの構成」についてです。
LPでユーザーを行動させる(反響率を上げる)について
以下のステップが重要ですが、今回はステップ3になります。
ステップ1.顧客属性(購買プロセス)と合うページにすること
ステップ2.キャッチコピーで閲覧者をグイッと惹きつけること
ステップ3.スムーズなコンテンツ構成で、ユーザーに行動させる
とても失礼な言い方ですが、デザインの汚い・古いLPでも
企業がリニューアルしないのは、鈍感力がすごいか、十分売れているサイト
であるかのどちらかでしょう。
デザインが汚くてもコンテンツ構成がしっかりとしていれば、
成果は出てきますので、それほど「LPは構成がキモ」ということです。
売れているランディングページの多くが以下の構成で作られています。
1.インタレストゾーン:興味づけ(前回のコラムで解説)
2.ソリューションゾーン:問題提起・解決法
3.トラストゾーン:信頼獲得
4.お申込み・お問合せフォームへ
前回は、その導入部分(インタレストゾーン)についてでした。
今回はインタレストゾーンの下に位置する、
ソリューションゾーン:問題提起・解決法についてです。
下記の図は弊社サービスページをわかりやすいように加工したものです。
ソリューションゾーン部分に概要の吹き出しを付けております。
ソリューションゾーン(問題提起・解決法)とは
ソリューションゾーンは、閲覧者の課題解決方法を示すコンテンツです。
以下のような内容で構成されています。
・ターゲットへの問題提起/啓蒙・啓発
・今の状況で自前で問題解決できるのかどうか
・解決方法(サービス内容)の提示/提案
ターゲットへの問題提起/啓蒙・啓発
LP内で「こんな悩み・課題ありませんか?」というフレーズを
よく見ると思いますが、それがソリューションゾーンの入り口です。
ここでは、ユーザーの抱える課題やまたは気づいていない(潜在的な)課題への
問題提起について伝える部分です。
また啓蒙・啓発も含まれていて、切羽詰まってしか行動しないユーザーに
今すぐ行動を起こしてもらうための着火剤となるべく内容にする必要があります。
ソリューションゾーンは数値を示して具体的に記載する必要がありまして、
例えば下記のように視点をピンポイントにするとより効果的です。
・社員の人材育成についての課題はありませんか? というより
・優秀な社員の退職率は、平均的な退職率よりXX%高いことを知っていますか? など
今の状況で自前で問題解決できるのかどうか
このソリューションゾーンでは、ユーザーの尻を叩いてやる必要もありまして
スペースに余裕があれば「問題を放置することでこのような状況に
陥ることがあります」と、問題放置による状況悪化についても伝えると
より惹きつけるコンテンツとなります。
”ユーザーの今の状況では自前では解決できない”から、御社のLPを
閲覧していると思いますので、御社からの解決方法の提案を待っているはずです。
解決方法(サービス内容)の提示/提案
上記に記載した課題・問題に対して、どのように解決するのか、
そして弊社サービスにお任せください、という流れを作るのがこのコンテンツです。
決してここで完結させずに次に繋がるストーリーを提示します。
ソリューションゾーンまで読み進めているユーザーは、すでに問題提起の部分に
自分が当てはまることを認識していますので、自分たちで解決できない課題・問題が
ある場合はこの会社に任せたほうが良さそうだ、ということを分かってもらうようにします。
【注意点として】
この部分で注意しないといけないのは
「売り込みは強すぎてはいけない」ということです。
マーケティングやセールスでは、お客様との関係性ができてないうちから
セールスをすることは押し売り以外の何物でもありませんので、自社ブランドに
絶対的な強さがなければNGと思って下さい。
せっかくここまで惹きつけているので、どっしり構えて
「弊社にお任せください!」とまで書かなくても、
「何も言いませんが弊社にお任せいただければ大丈夫」なことが伝わるコンテンツを
作成すると良いでしょう。
NGワード
・すぐにお申し込みください!
・今月あと何名
・絶対損はさせません!
ソリューションゾーン(課題解決)のポイントについては以上になります。
少し長くなってしまいましたので、トラストゾーン(信頼獲得)の
コンテンツ解説は次回アップいたします。
→「ユーザーを最終的な行動に導くランディングページの信頼性について」
それではよろしくお願い致します。