セミナー集客でLPを作るか・HP内の個別ページで対応するか?
今回は「企業向け新規開拓」におけるランディングページの重要性についてです。
企業向け新規開拓でのWEB上での入り口になることが多い
ランディングページ(以下、LP)ですが、本当に必要かどうかを
考えていきたいと思います。
よく広告の飛び先ページとして使われている“ホームページ内の個別ページ”
(HP内のお知らせページ・投稿ページなど)とLPを比較してみようと思います。
例えば“セミナー集客用の告知ページ”を作るとしましょう。
既存のお客様を対象とするセミナーでしたら、ホームページ内の個別ページで
事足りるのですが、新規のお客様の場合は新たにランディングページを作るか
ホームページ内の個別ページにするか考える必要があります。
その場合の2つのページ作成パターンを
【作業面】と【訴求面】から比較してみたいと思います。
まずは最初に考えるであろう“ホームページ内に個別ページを作成”
のメリット・デメリットから、LPの作成の是非を考えてみます。
(LPは外注することを前提に記載します)
【作業面】のメリット・デメリット
[メリット]
・すぐに作成に取りかかれる
・作成時間が短い
・制作担当が一人で内容を決められる(ことが多い)
・費用がかからない(人件費以外の)
[デメリット]
・作業が兼任の場合、なかなか進まない
[考察]
作業面に関しては、当然ですが自社で対応するため第三者と関わらずに
進められるため、費用・スピードに関しては圧倒的に有利といえるでしょう。
【訴求面】のメリット・デメリット
[メリット]
・企業情報/事例など、信頼獲得のための情報を訴求できる
・他のサービスの告知も可能
[デメリット]
・伝えたい情報がまとまっておらず、お客様をセミナーページから離脱させてしまう
・伝えたい情報以外のページも見られるため、“課題解決に対する答え”を
訴求してしまいセミナーに出る必要がなくなる可能性がある
・自社の言いたいことを中心に伝えてしまうため、集客のための訴求内容から
ズレてしまうことがある
・広告ページとして出した場合、インパクトに欠ける
[考察]
作業面では多くのメリットをもたらす自社ページですが、“成果を出す”ことを前提とした
役割から考えますと、訴求面からはデメリットが多いことは否めないでしょう。
自社内に専属のコピーライターがいれば良いですが、大きな企業でもなかなか難しいものです。
結局セミナーページの場合、“ホームページ内に個別ページを作成”は
【訴求面】のデメリットが(【作業面】のメリットを打ち消し)マイナスの成果を
誘導してしまうため、新規集客に苦戦することが多くなります。
このように作業の簡単さを求めるか、成果を目指して取り組むかは
企業の方針の違いによると思いますが、成果を目指して取り組む上では
ランディングページ作成が有利といえるでしょう。
しかしセミナー集客用のLPを作成する場合でもセミナーの特徴により
LPが良いのか、ホームページ内の個別ページが良いのかで
別れる場合もありますので、併せて考えていただけたらと思います。
(以下は、LPを作成したほうが良いケースです)
1. 長期間に渡り(半年以上)、定期的に開催される
→ランディングページを作った場合は、長期的に使えるようにしたいので
2. 開催場所/日時が多すぎず、デザイン的に乱れない
→LPを作成したは良いが、開催日時・開催場所の記載が多すぎて
コンテンツバランスが悪くなる場合がある
3. 自社ホームページに検索エンジンからの自然アクセスが少ない
→自社ホームページに新規アクセスが多い場合、TOPページからセミナーページへの
誘導がうまくいけば、広告を出す必要はないし、LPも必要ない時もある
以上になります。
ご不明点などありましたらお申し付けくださいませ。
どうぞよろしくお願い致します。